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vol.2 平、立、断の図面の食い違いをなくしたい
干渉チェック機能による施工の手戻り防止方法
<手順1>意匠の企画プランの段階から構造や設備設計者は建物モデルを参照し、検討が開始できる
意匠設計のRevit Architecture 、構造設計のRevit Structure、設備設計のRevit MEPが扱うデータは全く同じものです。意匠設計者がマスタープランを作成した段階で構造設計者や設備設計者はそのマスタプランを参照しながら各設計を検討することができます。
図面が作成されるのを待たなくても、早い段階から設計に参画できるので、これまでより多くに検討時間が確保でき、また各設計者と事前協議が可能になります。
<手順2>それぞれの設計者が各自必要な断面を切り、検討できる
通常作成されるX軸、Y軸の2面程度の断面図では、検討したい部分が検討できませんが、Revitなら、各設計者は自身が検討したい部分を任意に断面を切り、検討することができます。断面図の作成を待たずに検討ができます。
<手順3>干渉するものがないか、チェック項目を設定する
干渉チェック機能では、検討したい部材どうしでチェックすることができます。建具と梁や天井、梁や壁と配管やダクトの干渉がないか、などいろいろな組み合わせでの干渉チェックが行えます。
<手順4>問題点があれば、リスト表示され、当該項目がハイライト表示される
干渉チェックが終了し、干渉する部分があれば、一覧表示されます。そのリストを選択すると、干渉している部分がハイライト表示されます。
<手順5>問題を変更する
干渉している部分が分かればその場で変更します。干渉チェックを更新して、干渉が解決されていることを確認すれば、完了です。
1. 図面の不整合による建築確認申請のやり直しが心配
2. 図面の不整合による構造欠陥は起こらないか
3. 図面の不整合による施工の手戻りが生産性を低下させている